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エージェントブログ

2021.11.25

11月25日は【憂国忌】

タイトルとした【憂国忌】

 

知っている人は、ほとんどいないだろうな……と思いつつ、敢えて使った。

 

当時、ノーベル文学賞候補としても名を馳せた三島由紀夫の命日である。

 

写真_ウキペディア掲載より

 

死因は自然死ではなく、民兵組織「楯の会」隊員4名と東京市谷陸上自衛隊駐屯地に立てこもり、クーデター促す演説をしたのちの割腹自殺である。

 

この立てこもりに関しては政治的思想など様々なものがあるので、ここで多くは語らない。

 

話を戻すが、三島の命日である11月25日に憂国忌実行委員会が毎年開催している追悼集会が【憂国忌】だ。

 

三島由紀夫の名前は、本を読む習慣がなくても学校の試験などで出てくることもあるだろうから知っているだろう。

 

映像化された「潮騒」を始め「金閣寺」「仮面の告白」「憂国」などの小説の他、「サド侯爵夫人」「鹿鳴館」などの戯曲もある。

 

読んだことがある人ならご存じであろうが、全ての作品を通じ古典劇を思わせる優美な表現が特徴である。

 

ようするに表現が完成の域に達している作家だ。

 

この作風から、日本よりも海外での評価が高いのは頷ける。

 

体育会系文学老年というマイノリティの私は、三島の作品はほとんど読んでいると思うが、「好きか嫌いか」といえば嫌いである。

 

無論、言葉遣いの優美さや筆力は、私が三度生まれ変わっても及ぶところではないし、小説は文句なく面白い。

 

で、あるが作者を「好きか嫌いか」は、個人的な嗜好性の問題であるから致し方がない。

 

敬愛する作家である浅田次郎氏は三島由紀夫に傾倒しており、三島の思想を理解するため自衛隊に入隊したのは有名な話である。

 

氏は「三島由紀夫は好きだけど、太宰は嫌い」と公言しているし、芥川賞作家であり、これまた私が敬愛する作家_花村萬月氏も作品の中で「太宰は敗者の文学である」としているが、太宰晩年の作品は難解過ぎて好きではないが、「斜陽」や短編の「駆け込み訴え」などは、個人的に愛すべき作品だと思っている。

 

人それぞれということだろう。

 

記事執筆担当_不動産エージェント 奥林洋樹