Facebook Instagram
011-763-8360 受付時間(平日)9:30~18:30 CONTACT

NEWS

エージェントブログ

2022.04.21

【閑話休題】それから

4月も終盤に差し掛かり、やっと通常ペースに戻ってきた。

 

「何が?」と問われれば執筆のことである。

 

専門知識の必要な不動産関連記事の書き手は少ないらしく、たいした筆力がなくても需要が多い。

 

さらに近年、盛土規制法・所有権移転義務化・省エネ法・人の「死」に関するガイドラインなど「法」や制度・ルールの改正が目白押しであるから、サイトや出版社は「そこそこ書ける人間が」が欲しい。

そこで私程度にもオファーが殺到する。

 

貧乏性なのと、お仕事には真面目な性格が災いし納期が可能で報酬が妥当であれば後先考えずに依頼を受けてしまう。

 

これが中々に大変である。

 

たとえば「人の『死』に関するガイドライン」の執筆依頼を、同時に4社から受けたとすると内容や表現は全て変えなければならない。

 

文字数についても規定があるのだから、2,000字以内で「人の『死』に関するガイドライン」を述べよなんてのは、なかなかにキツイ。

 

まるで小論文の試験である。

ガイドラインが定められた背景や、必要とされた理由などを書くだけで文字数を使い切ってしまうのだから内容に踏み込めなくなる。

 

それでは解説記事の体裁ではなくなるので、苦心惨憺短くまとめる。

 

ちなみに2,000字は400字詰め原稿用紙で5枚だが、文字数を埋めるだけの作業なら鼻歌交じりでも書ける。

 

時間にすれば1時間も必要ないだろう。

 

ただしそのような書き方で内容が伴うはずなどないから、一気に書き上げた後はプリントして読み直し「音読」して校正作業に入る。

 

当然、加筆修正もおこなう。

 

であるから正確に時間給計算はできぬのだが、私の活動する北海道の最低賃金「899円/時間」を基準とすれば最低賃金を5~10分程度でクリアしている計算になる。

 

不動産コンサルは30分あたり¥5,000円を基本金額としているが、これまた専門性の高い「事件屋稼業」の性質を持つ相談案件は引手を切らず盛況である。

 

もっともそのような業務を行うには少なからず「智慧」が必要である。

 

知識を智慧に昇華させるための努力は並大抵ではなく、最新判例や各省庁の動きを毎日確認するのは当然として、日々の読書のほか、収集した情報を組み合わせ持論展開できるまで極めて行く必要もあるのだから苦行僧の如しである。

 

余程の「変態さん」でなければ継続していくのは困難であろう。

RE/MAXは自由な働き方を標榜しているので、様々にユニークな活動をしているエージェントが多数、在籍している。

 

昨今の風潮としてはSNSを主体としての情報発信組が優勢であり、とくに女性エージェントはその辺りの活用が上手い。

 

不動産実務は、余程難しい案件でなければ経験がなくともオフィス・オーナーやスタッフ、他のエージェントにフォローして貰えば、最初、苦労するだろうがいずれ流れも覚えるし不動産知識も身についていく。

 

もっとも苦労するのは「創客活動」つまり自分という存在を世間にPRして繋がりを造り、そこから自身のビジネスでお手伝いできる方々を見つけていく作業であるが「経験〇〇年の不動産エキスパート」ですと自信たっぷりに加入した方が最初に経験する試金石である。

 

広告活動を含め全て自腹、さらに基本的にオフィスが顧客情報を与えてくれる訳ではないから自身の活動で「創客」しなければならない。

もっともコンビニの数より多いと言われる宅建業に約300万円の創業資金をかけて起業しても1年以内に廃業するケースが大半であるのだから同様である。

 

エージェントは独立採算の自営業。

 

生き抜くのも挫折するのも自分次第。

 

自身の考え方と「行動」が大切だろう。

 

記事執筆担当_不動産エージェント 奥林洋樹