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エージェントブログ
2021.09.14
さして面白くもないブログだが、なかには熱心な愛読者(ほとんど不動産業者)がいるらしく
「奥林さんのブログってやたらに面白いんですけど、どうしたらあんな文章が書けるのですか?」と質問されることがある。
書いている当人がさして面白くもないと思っているのだから、9割以上お世辞に違いないが、質問された以上は答えなければならぬ(この辺は妙に義理堅い)
「オッホン、とにもかくにも毎日、書くことだね。そのうち上手くなるから」と、答えになっていない回答をする。
そもそも質問する相手を間違っている。
ラクして文章がウマくなる方法が存在するなら、私が教えて欲しい。
そのような質問は、たとえば歯に衣着せぬ物言いで人気の作家、伊集院静氏の質問コーナーにでも書簡を送るがよい。
おそらく
「自分の文章がウマいとも思っていないワシにそんなことを聞くんじゃない。世間には面白い本が沢山あるから、そつちを読みなさい!!」とでも答えるだろう。
画像_Wikipedia掲載写真より
「美徳のよろめき」「潮騒」「金閣寺」など多彩な名著を残す三島由紀夫は日本文学会を代表する作家だが、その心情に富み優美な表現は、私の知りうる限り日本語の文章として「完成形」であると思っている。
で、あるが個人的に好きな作家ではない。
「良い文章はあるがうまい文章はない」と巷で言われるが、私も同意する。
文章の良い悪いなどは所詮、読み手の感性であろう。
表現の稚拙な小学生の書いた「ボクのママ」などの作文が、時にどのような作家の文書よりも心を打つ。
同様に、私の本好きを知っている知人から「何か面白い本はないか?」と質問されることがあるが、そのような質問も困る。
面白いかどうかを感じるのは当人であるから、私が面白いと思ってもそうではないことが多いからだ。
とはいえ、作家の底辺をスキップしながら飛び回っている私としては、少しでも達者な文章が書けるようになりたい。
どなたかご教授いただけないだろうか?
記事執筆担当_不動産エージェント 奥林洋樹