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エージェントブログ

2022.06.22

【新築マンション購入はYou Tubeを参考】が最多?_変わりゆく不動産広告

You Tubeについては、もはや説明が不要なほど皆さんの生活に根付いているだろう。

 

HIKAKIN(ヒカキン)や、はじめしゃちょーなど代表的なユーチューバー(YouTuber)の活躍の影響なのだろうが、子供たちが将来なりたい職業にユーチューバーがランクインしていると聞く。

 

芸能人や著名人もYou Tubeチャンネルを持ち、定期的に動画を公開しているなど、その影響力は一部でテレビを超えていると言われる。

 

確かに前述したユーチューバーによる代表的なチャンネル以外にも、アイロンの掛け方やお料理、ネクタイの結び方などの一般的な解説動画を始めとして、かなりマニアックなハプニング動画など様々なものが発信されている。

 

「ちょっとしたコツ」を調べる場合、本やインターネットによる文字情報を読むより、音声と動画で解説してくれるYou Tube動画を観るほうが理解も早いし手間もかからないのだから、便利なのは間違いがない。

 

最近、忙しさにかまけ「続編」の公開を怠たっているが、私達、RE/MAX_Rosetteでも「ロゼット・チャンネル」と題してYou Tube動画を公開している。

【不動産】RE/MAX Rosetteチャンネル始動!【第1話】はこちらから

不動産業界でも新築や中古の物件紹介はもとより、「失敗しない方法」「投資で成功するには」など様々な興味を引くタイトルのYou Tube動画が公開されているが、不動産関連のニュースや情報を紹介しているネットニュース「住宅新報web版」で興味深い記事を見つけたので紹介しておこう。

 

住宅の3D(三次元)コミュニケーションプラットフォームを手掛けている「スタイルポート」という会社の調査結果である。

 

これによると特定のマンション購入を検討した際、参考にした媒体の1位がYou Tubeであったということだ。

マンション購入時の参考「YouTube」最多 スタイルポート調べ_掲載記事はこちらから

 

詳細な内容は記事に譲るが、公開されているランキングによれば購入時に参考にした媒体はYou Tubeを筆頭にInstagramにTwitterなど、動画の「質」にもよるのだろうが、個人や企業が比較的手軽に発信できる媒体であるものが上位を占めている。

 

薄々は「そうじゃないかな?」と思っていたが、具体的なアンケート結果を見るとやはりそうなのだろう。

 

もっともアンケートは、政令指定都市で居住用マンションを購入した40~50代の111人を対象としているので、統計学においてもかなり偏差数による偏りがあると考えられる。

 

であるがそれを差し引いても、影響力があるのは間違いない。

私自身、興味深いタイトルの不動産関連チャンネルは数多く視聴したことがあるし、ご覧いただいたことがある方ならご存じのとおり、内容については動画の作成者によりかなりの違い(隔たりと呼ぶべきか)がある。

 

まがりなりに私もプロの不動産業者であるから、動画を見て「などほど」と感心するものがある一方で、「それ、ちがうだろ~」とツッコミを入れたくなるものまで玉石混交だ。

 

信頼のおける某工務店の社長から聞いた話では、大手ハウスメーカーの営業マンが個人で公開しているYou Tube動画のできはとても良く、人気もあるらしいのですが、その営業マンは動画を見て問い合わせのあった方を他社に紹介して「紹介料」をせしめ、かなり儲けているのだとか。

 

事実関係は分からぬが、なんともありそうな話だ。

 

もっとも施工エリアから外れていれば自分が直接担当することは困難ですから、ある程度、信頼のおける工務店に紹介しているというのが実情かも知れぬが……

ご存じのようにYou Tube動画の広告収入で利益を得ることができるのは「ほんの一握り」の方々だけで、コアな情報である「不動産系」はそのような広告収入を得る目的に利用されることは少ないだろう。

 

不動産という狭い範囲の動画は収入目的ではなく、社長や勤務する営業マンが、自社の誠実さや仕事に対する取り組み方など文字では伝わりにくい情報を伝えるために利用されていることが多いように感じる。

 

先程、ご紹介した信頼のおける某工務店の社長は誠実で知識も豊富なことから自身でYou Tubeチャンネルを公開されているが、最近では問い合わせの多くがYou Tubeを見た方からのものらしい。

 

もともとバックオーダー(依頼してから、住宅が完成して引き渡しを受けるまで)が1年前後の、いわゆる客待ち状態の人気工務店だったのであるが、You Tube動画を公開し1年半を経過した現在では1年半~2年待ちなのだとか。

 

建物の精度を下げないためむやみに人材を募集し会社を大きくするという考えは持たず「年間棟数は○棟まで」と、現状の人員構成で対応できる棟数だけを受注するようにしているので、場合によっては「お断り」することも多いらしい。

 

なんともウラヤマシイ話であるが、そのようなスタンスが人気の要因なのかも知れない。

このような誠実な方が公開しているYou Tube動画であれば間違いなく「参考」になるのだが、先程、解説したように「それ、ちがうだろ~」動画が多いのもまた事実だ。

 

あくまでも個人的な意見だが「不動産投資」に関しての動画はとくにその傾向が高い。

 

私が不動産コンサルティング業を行っていることから「この物件を購入して運用しようと思うのだけど、意見を聞かせて貰えないか」と相談されることが多い。

 

そこで、担当している営業マンが作成したレントロール(不動産投資の収支計画など、賃貸借条件を一覧表にしたもの)や物件資料を精査するのだが、かなりの確率でリスクの読み込みが甘い。

 

レントロール自体は、立派なソフトを使用して作成されているのだから、内容も一通り埋められ見栄えも良い。

 

であるが満室状況の木造アパートなどの場合、家賃滞納状況の比率が情報として入っていなかったり、敷地内に駐車スペースがないため敷地外の駐車場を利用している方が多いのに、そのような情報がどこにも記載されていない。

 

また居住者に使い放題で提供しているネット設備の費用が計上されていないなど、不動産のプロとしては提案されている表面利回りはとてもじゃないけれど達成できないような内容だったりする。

 

そもそも、正しくリスク勘案をして表面利回り18~22%を叩き出し、出口戦略として売却時にも相応の売却益が見込めるのであれば市場に流さず自分で買う。

 

自己資金が及ばぬ高額物件なら、知己の不動産業者に持ち込み「格安で管理を請け負うから、もし売却をする場合には声をかけてね」と、付かず離れず良好な関係を維持するために利用する。

 

であるから、そのような「安全確実」な高利回りを謳う物件情報の全てをウソとまで言わぬが、調査すると「明らかに怪しい」なんてことになる。

 

結局のところ、You Tubeを参考にするにしても「自分自身がその情報の真贋を見極める」といった心構えが大切なのだろう。