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エージェントブログ
2022.08.22
国土交通省から2022年4月の不動産価格指数が公表されているが、過去10年間の平均を100とした場合の全国住宅総合指数は131.3となっており、価格の上昇が止まらない。
私の活動する北海道でも札幌市を筆頭に、日ハム球場が建築されている北広島は路線価上昇率で全国一となるなど値を上げている。
上昇を続けているのは土地価格だけではない。
減価高騰により建築資材は木材を始めとして値を上げており、当初は利益率を下げて建築価格据え置きしていたハウスメーカーも、昨年から段階的に価格を見直すし現状では100~300万円、場合によってはそれ以上も価格が上昇している。
定住型ではなく投資も含め購入している層が下支えしている面もあるのだろうが、市内における高額所得者もこぞって検討しているらしいとの話を聞くと、実需でなくマネーゲームのような気がする。
北海道民にとって高値である金額帯も、首都圏から見れば割安(企業にとって)である。
実際に札幌駅周辺で売買を繰り広げている企業は、資本がほとんど道外である。
そのような理由により価格が上昇を続けるのは、マイホームを夢見て物件探しをしている地元民にとって迷惑以外なにものでもない。
地元密着の不動産エージェントとしては、せめて実需として一般の方に不動産を紹介することを念頭に置き、活動していきたいものだ。
記事執筆担当_不動産エージェント 奥林洋樹