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エージェントブログ
2022.11.21
ダイヤモンド不動産研究所の記事で「地元の中小不動産仲介会社に売却を依頼するメリット・デメリットとは?素人同然の営業担当に要注意!」との記事が掲載されていた。
興味深いタイトルであったので読み進めてみたが、大手と中小の仲介会社のメリットやデメリットを比較検討しながらも、筆者の個人的な意見として、担当する営業マンのレベルが高いという前提で
「不動産売却においては、大手不動産仲介会社よりも地元の中小不動産仲介会社に任せたほうがよい」と結論していた。
記事を寄稿したのは不動産会社向けの集客・教育コンサルを行っている株式会社レコの方だが、さすがに良く不動産業界の実情を分かっておられる。
とくに営業マンの程度を確認するため「専門用語の意味について質問する」という点については納得できる。
例えばで記事で提案している質問も「契約不適合責任って何ですか?など、基本的な不動産用語を聞いてみましょう」としている。
次いで「まともな会社ならその程度のことは研修で学ばせてから営業現場に出すはずで、それすらできていない会社には気を付けましょう」としていた。
私自身、不動産初心者の知識拡充を目的として、主に不動産に関連する法律や、その解釈・運用等についての寄稿を版元から求められ数多く執筆しているが、同時に教育訓練の講師や一般消費者向けの不動産コンサルを行っている。
講師を担当する場合には、主に不動産初心者から中堅どころまでを対象としてカリキュラムを組み立て行うのだが、初心者ならいざ知らず、第一線で営業をしているはずの営業マンの知識が不足しているケースを数多くみかける。
先の質問例である「契約不適合責任」についても、瑕疵担保責任が改正され契約不適合に変わった程度のことは理解しているのだが、少し深く質問するとシドロモドロになってしまうのだ。
知に働くのが全てではないが、基本的な知識もなく臨機応変に業務をこなすことは困難であろう。
記事執筆担当_不動産エージェント 奥林洋樹