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エージェントブログ

2022.05.27

【喉元過ぎれば】

過ぎ去ってしまえば、辛かった時期を忘れる。

 

今冬の異常ともいえる積雪量で、札幌各市内は甚大とも言えるほどの交通渋滞や関連する事故が発生したが、満開であった桜も散り、気温が25℃を超える初夏を思わせる陽気になるとご多分にもれず大変だった「冬」は記憶の隅に追いやられる。

とかく人間は忘却の生き物であるが、人が幸福に生きるためには苦しかった時代を悔やみ続けるのではなく、過去を教訓として前を向き生きる必要があるのだから悪いことではない。

 

もっともそのような「忘却」は良いのだけれど、「物忘れ」が多くなるのはいただけない。

 

不動産コンサルや執筆が己の「業」の一環であるから、各種法令や判例、応用事例などについては一定量、調べなくても頭の引き出しから出てこなければならないのだが、「確かこのような判例があったな……」と、漠然とした内容までは思い出せるのだがそれが地裁か高等裁判所であったか、はたまた何年度であったかが思い出せない。

 

辛かった昔を忘れるのは精神衛生上好ましいのだが、必要なことを忘れるのは困る。

 

もっとも出目である体育学部体育学科において「学ぶ」より「強さ」を追求するという言い訳のもと、柔軟に学ぶべき時期に放蕩の限りを尽くしていたのだから、自業自得だろう。

話は変わるが、2003年に内閣府がまとめた「人間力戦略研究報告書」に記載されていた「人間力の定義」については記憶が残っている。

 

この定義では人間力を 「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」としており、これらは3つの要素により構成されるとしていた。

 

●知的能力的要素

「基礎学力」「専門的知識」、情報収集を分析して表現する「論理的思考力」と、「創造力」が要素となる。

 

●社会・対人的関係力要素

「コミュニケーション」、「リーダーシップ」、「公共心」、「規範意識」、「相互啓発力」の5つにより構成されるとしている。

 

●自己制御的要素

「意欲」「忍耐力」「自己受容・自己実現力」の3つで構成される。

 

これらの言葉だけを見ても己に欠けている部分が多く、物忘れで呆けている場合ではないと戒める気持ちが湧くものだ。

 

記事執筆担当_不動産エージェント 奥林洋樹