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エージェントブログ

2021.11.30

【危険な放置空き家の解体を代執行で行政が解体】解体費用は誰が持つ?

風貌に似合わず几帳面な性格であることから、毎日かかさず執筆を続けている。

 

依頼されているコラムや、いつか日の目を見ることがあるだろうと紡ぐ短編小説のほか、出版社から「いいかげん脱稿しろ!!」と矢のような督促を受けている書籍の原稿、そしてご覧いただいているブログである。

 

たいした筆力はないのだが、暇にあかせて身に着けた不動産知識は希少らしく、またそれなりに「書ける」不動産屋は貴重であるらしく、お陰様でオファーが途切れることはない。

もっとも作家と呼べるほど卓越した表現力がある訳でもなく、体裁としてライターを名乗っているが、夜のお店で若いお姉さんに囲まれると「作家」になりすます(その手の店はトンとご無沙汰だし、作家と名乗ったところで別段モテる訳でもなく徒労に終わるのだが……)

 

クダらない話はさておき、毎日きまじめに駄文を書き散らかしていると、数少ない奇特な愛読者から「どのようにネタを見つけているのですか?」と質問される。

 

威厳を保つために「それはねぇ、意識して常にアンテナを張り……」なんてことを言っているが、実際にはほとんど苦労していない。

 

私がエライわけではなく、それだけ不動産業の奥が深いからだろう。

 

たとえば『秋田魁新報社』のネットニュースをご紹介しよう。

 

タイトルとした「危険な放置空き家の解体を代執行で行政が解体」についてである。

この行政代執行は「空き家対策特別措置法」の行使だ。

 

空き家は築48年の木造2階建て延べ床面積約46㎡。

 

写真の通り、屋根・壁のトタンが劣化しており強風により剥がれ、通行人や周囲の住宅に危険が及ぶ可能性が高いことから、行政代執行で解体に踏み切った。

ちなみに「行政代執行」とは、行政による強制執行の一種(字のマンマやないかい!!)である。

 

行政が管理義務者のなすべき行為を代行しておこなうのであるが、法律のプロの間ではたんに「代執行」と表現する。

 

所有権を持たない行政が、他者の不動産を解体している訳だが、ここにいたるまでには所有者にたいして管理・解体を促す書面の発送や、職員による訪問も実施するなどを行っている。

 

それでも改善の余地がないことから強制執行に踏み切った訳だ。

 

ちなみにではあるが、代執行により解体した場合の費用は、当然に「所有者」に請求される。

 

余談だが、この行政解体費は間違いなく割高である。

 

もちろん「お金がないから払えません」は通用せず、最近の行政予算が逼迫している背景から、驚くほど速やかに「差し押さえ」に入る。

空き家を管理せずに放置していると、ある日突然(もともと行政からのアプローチは受けているはずだけれど)このような目に会う。

 

「こんなことなら優秀な不動産エージェントに相談しておけば良かった……」などと悔やんでも、後の祭りだ。

 

記事執筆担当_不動産エージェント 奥林洋樹