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エージェントブログ

2022.02.24

【北の強面文豪】お悩みを切る!

著述業の底辺をスキップしながら徘徊している私ではあるが、それなりに需要がある。

 

「ドチテ坊や」のごとく不動産業界の最新情報を入手したがる悪癖と、まがりなりにも業界経験30年以上であることから、不動産関連のコラムを執筆させれば、本格的なコラムを執筆される有識者の合間「安くこき使い、場繋ぎ程度にはツカえる」と認識されているのだろうと思う。

前座、中継ぎ、色々な表現方法はあるのだろうがそんなものである。

 

己で「北の強面文豪」なぞとホザくのは我ながら噴飯だが、RE/MAXのオフィスオーナーやエージェントのごく一部で「渾名」として弄ばれている呼称であるからお許しいただきたい。

 

なんせ「文豪」とは、長い文学の歴史の中で、圧倒的な才能で当時の人々はもちろんのこと、現在の人々も魅了する日本や海外の大作家(達)の事を指すのであるから、何をいわんやである。

 

そもそも私が格調高く「これはまだ人々が『愚』と云ふ貴い徳を持っていて、世の中が今のやうに激しく軋み合いはない時分であった」

 

なんて谷崎潤一郎のごとし文章を書けば親戚縁者はもちろんこと、愛にあふれるRE/MAXの仲間たちが「いよいよか………」と思い、ロゼットオフィスあてにかぜ薬・胃薬・目薬・便秘薬や浣腸にいたるまでを送ってくれるだろう。

 

しかも「これを飲んで早く良くなってください❤」との愛に溢れるメッセージつきで

 

あのね~いくら私でも浣腸は飲めないから!!

 

閑話休題

 

あいも変わらずのクダらない序文から始めたブログであるが、いつもこんな調子で文章を書き散らかしているのに、まれにではあるが「いつもオフザケで書いているだけで、本当は思慮深く知性的な方なんでしょう」なぞと、私自身が自覚したこともない壮大な勘違いをして「実は私………」と相談されることがある。

 

見かけによらず義理堅い性格なので、相談されたら「う~む有意義な回答をしなければならぬ」と、相談者も求めていないぐらい真剣に考えてしまう。

 

とはいえ根がセコい。

 

不動産コンサルは時間単位で報酬を得るし、文章も一文字「幾ら」もしくは、依頼1本辺りで執筆している。

 

メールのお悩み相談で、返信メールを打っているとついつい字数を拾い「げ!!これ、文字単価で¥10,000円超えてる………」とホゾを噛む。

 

あちらこちらで文章を書き散らかし、いがいに名前も売れてしまったのか冗談ではなく相談が迷い込む。

 

前述したように私は「セコい」ので、よくある質問をピッアップして定期的にブログでアップすれば、重複した相談件数が減るだろうと思いつき、雜誌などでよく見るお悩み相談コーナー【北の強面文豪】お悩みを切る!をシリーズ化しようと思い立った。

 

とここまでで随分と文字を書いてしまったし、初回のことでもあるから今回は1件だけにしておこう。

 

「不動産営業に夜訪は絶対に必要なのでしょうか?僕は人見知りで、あまり人と話すのが得意ではありません。不動産の営業である以上、コミュニケーションの構築も含めてお客様に物件提案をし、お話することは必要だと思います。ですから会社に来ていただいてお話をしています。ところが上司は競合他社に勝ち抜くには、在宅時間に訪問して生活スタイルや人間関係を更に強化することが大切だといって、夜に会社にいると怒鳴られます。SNS全盛の時代に夜訪など意味がないと思うのですが如何でしょうか?」(札幌市不動産営業・28歳・男性)

 

どちらの言い分ももっともだな。

 

時代に反しているとキミが指摘する夜訪の重要性だが、上司の言っていることも分かる。

 

その上司はひょつとしたら、私と同世代ではあるまいか?

だとしたら「夜訪」は営業の必須であり「見込み客があったらイケ・なくてもイケ・ともかくイケ」と、帰宅して寛いでいる客宅にアポ無しで「突訪」し顰蹙をかう典型的な営業スタイルだ。

 

確かに「夜討ち朝駆け」のような営業スタイルを、熱心だと捉える数少ない顧客もいないわけではないだろうが、時代にそぐわない。

 

キミの上司は酒なぞ飲みながら「オレが営業全盛の頃は夜討ち朝駆けなんてあたりまえで………」なんぞとクダをまくのだろうが、大半は「嘘」である。

 

私もご多分に漏れず始めて使えた上司がそんな人間ばかりで、夕方には事務所を放り出され「3件夜訪が終了するまで帰ってくるな!」なんて言われたが、行き先はいつもサウナである。

 

と、いうよりも事務所を放逐された営業が皆で、同じ場所にあつまる(一部、必要に迫られ夜訪している者や、パチンコ屋に入り浸っている者もいたが)

 

根性だけが自慢の上司は、イライラしながら夜遅くまで事務所に待機しているのだが、私達はサウナでお肌が「ツルッツル~」である。

事務所には示し合わせて時間差で戻り「クソ~もうちょつとで決まったのに‼」なんて言いながら、迫真の演技でドアを開ける。

 

項垂れながら「いや~目一杯、押し込んだんですが、最後の条件で歩み寄れなくて」なんてシオラしく報告するのだが、決まるわけがない。

 

なんせサウナでお肌「ツルッツル~」である。

ただし、日頃はそんなでも本当に大切な商談のときには客宅で夜明けまで、なんてのも普通だったな。

 

無論、顧客に請われて訪問している。

 

心配事や不安な点、わからない事などを真摯に説明して時間が経過したのであるから、これは無意味ではないし、良い経験になると思う。

 

確かにSNSである程度のコミュニケーションは取れるし、キミの上司のように望まれていもいない夜訪を強要するのはいただけない。

 

だが頭でっかちに夜訪は必要ないと決めつけるのではなく、あくまでも顧客のための行動であれば柔軟に対応したらどうだろうか?

 

顧客宅に上がり込むことで、嗜好性により変化する最適の不動産提案ができる可能性が高まるのも、また事実だから。

 

記事執筆担当_不動産エージェント 奥林洋樹