【一輪の花】

しばらくブログの更新が空いてしまったが、別段、怠けていたわけではない。

 

公私とも、妙に多忙だったからである。

 

現在も多忙なので、正確には過去ではなく現在進行系である。

 

投資案件の収支計画や出口戦略も含めたアドバイザー業務に、新人不動産営業マン向けの調査関連動画（有償販売品）の資料作成、レギュラー・新規のコラム記事の執筆など、変わらず書斎の机に齧りついている。

 

1週間ほどで、通常に戻るとは思うのだがフリーランスの不動産エージェントが多忙なのは良いことであろうから文句ではない。

 

ともすれば陰鬱になろう精神状態を支えてくれるのが、私の場合、書斎の窓から見える自然の風景と執務机の「花」である。

 

髭面の強面50男には似つかわしくないのだが、書斎の机上で花を欠かすことはない。

 

海外を放浪していた時代に、名も知らぬ市で入手したお気に入りのアンティークの一輪挿しに、季節に応じた花を差して愛でる。

とはいえ別段、花に詳しいわけでもなく町内会のご高齢者に混じりボランティアとして歩道やマンション内の花壇を彩るといった作業に従事するわけでもなく、ただ執筆に疲れた時に愛でる。

 

書斎だけではない。

 

独身時代から、常に花と共にある生活をしてきたのだと思う。

 

理由など存在せず「好きだから」としか言いようもないのだが、数日に一度、散歩がてら花屋に足を運び、数百円を払い、その日の気分に合わせた切り花を選ぶ。

 

ただそれだけである。

 

であるが花のある生活は愛おしい。

 

記事執筆担当＿不動産エージェント　奥林洋樹