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エージェントブログ
2021.06.18
営業は人間心理に精通していなければならない。
もちろん自分が手掛ける商品知識や関連法に関する知識も大切ではあるが、最終的に「人と人」のコミュニケーションが大切であることは間違いがない。
これは従来の新聞折り込み広告から、SNSやインターネットによる情報発信や集客方法に切り替わったとしても、変わることのない「根幹的」な部分であろう。
経験則により人間の機敏について「学ぶ」のも大切ではあるが、基礎から学ぼうとすると最終的には「心理学」に行き着く。
ところが心理学の始祖的立ち位置であるフロイトやユングの理論を基礎から学ぼうと考えてると、大体は途中で投げ出す。
知りたいのは実践として、即効性があり役立つ知識だからだ(もちろんフロイトやユングが役に立たないという意味ではない。目的の違いである)
そこで、
「営業は、こう売れ!!」
「1か月で売り上げ激変!! ボクの営業メソッド」
などの刺激的なタイトルの本や、インターネット記事が並び人気をはくすことになる。
これらのタイトル本などを複数読むと何となく自分にも出来るような気持になってくるのだが、モティベーションが長続きすることはほとんどない。
結果的に同じようなタイトルと内容の本が、本棚に並ぶことになる(かっての私もそうであった)
「夢をかなえるゾウ」は関西弁を操る荒唐無稽のガネーシャがおりなす水野敬他氏の本だが、ストーリーが面白く私も愛読している。
何巻だか忘れたが
「みんなそうやねん。最初はやる気になって“ブァー”って盛り上がるけど、すぐに元に戻ってまうねん」といった趣旨のセリフを言わせている。
ごもっともである。
企業などでも毎年のように、外部から講師をまねき「営業コーチング」などのトレーニングをおこうが、研修後の数日はやる気にあふれた雰囲気になるのだが、それを過ぎるともとに戻る(もちろん継続して成長し続ける人もいるが、そのような方は自ら学び成長する意識を持っている人なので、トレーニングは切っ掛けに過ぎない)
結局は自らを鼓舞して、成長し続ける人間だけが成功を手にするということかもしれない。
「実直に学び継続して成長し続ける」
最終的に人間成長はこれにつきるのだろう。
孔子が論語で「学びて時にこれを習う_また楽しからずや」と説いたのも、
学びを続け、ときに振り返り学びの道程を見返すのが楽しいことなのだと諭しているのであろうと思う。
ところがこの実直な努力は、一人で黙々とおこなうのもまたハードルが高い。
「なりたい自分」になるといった志を持つ人間が、どもに学び成長し続ける仲間と時間を共有することにより、反復継続して意識改革の機会に触れることも多く刺激しあえるので、独りで学び続けるよりは心折れる機会も減るだろう。
「天は自ら助くるものを助く」との言葉を、福沢諭吉は「学問のススメ」で引用したが、この言葉はサミュエル・スマイルズが「自助論」の中で発した言葉である。
スマイルズはそのほかにも「自助論」の中で
「自分を敬え」
「自分を信じよ」
「自分を鍛えよ」
「自分を磨け」
「自分を育てよ」
このようなメッセージを発し、人格を高める重要性を説いた。
このメッセージを集約すると、一つの言葉にいきつく。
何よりも人格を高めることが重要である。
人格の向上なくしては、いかなる能力も役に立たず、その成功に価値はない。
どの仕事も尊い。
だが一般の方が生涯において1~2度、幸せな家庭をつくるために購入する不動産を斡旋する不動産営業は、とくに人格形成がなされていなければならない。
RE/MAX_Rosetteは、このような趣旨にもとづき不動産の「松下村塾」でありたいと思っている。
志高き人間が共に学び、刺激しあいながら人格を形成し不動産スキルを高めることにより、北海道から日本、そして世界で通用する不動産エージェントを輩出する。
このような趣旨に賛同していただける方は、ぜひご連絡を。