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エージェントブログ

2021.06.23

【資格の死角】

先日、個人で加盟している異業種交流会に参加したところ、偶然に敏腕女性弁護士と隣り合った。

仮にT弁護士としておこう。

差しさわりがあるので詳細は伏せるが、T弁護士は北海道の最高レベルの高校を卒業され、そのまま日本最高レベルの大学に進学されて在学中に司法試験に合格したという才媛である。

 

そればかりかお父上も弁護士で、ご主人も弁護士さらには弟君も弁護士という、もはや別の意味で

 

「あの一家とコトを構えたら徹底的にヤラレルぞ!!」と、言われかねない才覚溢れたご一族である。

 

法律資格の最高峰である司法試験に及ぶものではないが、「宅地建物取引士」もまた立派な国家資格である。

 

私が合格した時の名称は「宅地建物取引主任者」という、何とも中途半端な名称であったが2014年に弁護士・司法書士などでお馴染みの「士業」に位置付けされることなった。

 

士業になったからと業務内容が変更されることは別段ないが、試験の出題範囲が変更になっているようだ。

 

私が受験した時は、民事に関する「判例」問題などはあまり出題されなかったが、「士業」格上げ理由である「宅地建物取引業の業務の適正な実施を確保するため」を意識したのか、判例問題が出題されることも多くなっている。

 

宅建試験は出題数50問(100点満点)で合格ラインは35問正解(70点)前後で推移しており、合格率は15~17%前後といったところだろうか。

 

「士業」の中でも合格率が高く、法律系の国家資格としては非常に初歩とされている。

 

しかもお金を払って登録講習を受ければ5問免除(10点分)されるので、この恩恵を受ければ、30問(60点)正解で合格ラインに達するという優しさにあふれた試験だ。

 

個人的な意見ではあるが、「宅建士」は独学で取れる。

 

本人のやる気の問題であろう。

 

これもまた個人的な試験勉強方法ではあるが、過去問10年分ぐらいをフォローしている問題集を購入し、繰り返し問題を解き、間違ったポイントの理解を深め、苦手な設問をなくせば学校など必要がないと思っている。

 

よく聞く話ではあるが、不動産業者が社員の資格推奨のために「宅建スクール」受講料を全額会社が負担しているケースを見受けるが、アレは駄目だね

真剣に「宅建士」に合格したいと思ってスクールに通うのであれば、自腹でいくべきである。

 

自腹と他力では、学ぼうとするモティベーションが異なるからだ。

 

宅建士は独学で充分に合格できると書いたが、それは計画的に自己を律し学ぶ姿勢を持つ人であり、どうしても勉強に集中できないケースや、効率的に学習したいといった方には、優秀な講師陣がそろう宅建スクールは有効であろう。

 

私は通ったことはないが、最近のスクールでは理解度の進捗状況やモティベーション・アップのためウンセリングを実施してくれるなど、手厚いフォローをしてくれると伝え聞く。

 

RE/MAXエージェントになるのに「宅建士」保有者であることは条件とされていないが、持っていないよりは持っていた方が良い。

 

宅建士を保有しているから不動産取引に長けている根拠にならぬが、重説などの専従業務もあるので保有しているにこしたことはない。

 

2021年の宅建士試験は10月17日(日)だ。

 

残り4か月弱、さて今年はどんな問題が出題されるのだろうか。

 

記事執筆担当_不動産エージェント 奥林洋樹