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お知らせ
2022.09.19
「無人島に一冊持っていけるとしたらどの本にしますか?」
質問の意図が良くわからん、使い古された質問である。
そもそも無人島に1人で行く予定もないし航空機事故でただ1人生き残り、無人島に流される(こんな状況では手元に本などないと思うが)なんて状況は宝くじに当選する確率より低いであろうから考えても仕方がない。
つまるところ、自分の価値観で珠玉の一冊は何かという質問なのだろう。
自画自賛ではあるが本はよく読んでいる方だと思う。
であるが読書量を誇ろうなんて気持ちはまったくない。
本人が好きで読んでいるだけなのだから他人に強制するつもりは毛頭ないし、自身も手当たりで次第に興味のある本を読み散らかしているだけなのでお勉強をしようという崇高な価値観も持ち合わせていない。
好きで読んでいたら、勝手に本が山積みされただけのことである。
リクルートの調査らしいのだが、1ヶ月に読む本の平均を成人向けに調査した結果が下記のグラフである。
これによれば50代で8冊以上の本を読んでいる割合は4.2%しかないのだから、自身はやはりマイノリティーなのだろう。
できれば月15冊以上読んでいる比率も公開して欲しかったのだが、おそらくは1%前後なのではないだろうか。
50代と言えば働き盛り。
順当に出世していれば相応の役職についているであろうから「本をよむヒマなどないよ」と言われるのがオチかも知れぬ。
であるが例えばマイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツなどは稀代の読書家として有名である。
それ以外にも経済界で名だたる名経営者と謳われる方は読書家が多い。
才能の多寡はあっても1日が24時間であるのは皆、同じである。
しがない不動産コンサルオフイスでも一応は経営者の末端であるから、経営者との親交は少なからずある。
もっともその殆どが中小企業の経営者であるが、日本全体421万企業の99.7%は中小企業であるのだから、それも当然であろう。
親交のある経営者は皆、一般社員より間違いなく忙しいのであるが(暇そうに見えても、仕事しているんですよ)それでも読書家が多い。
やはり会社を切り盛りするには、日頃の学びを怠らぬ心持ちが大切なのだろう。
記事執筆担当_不動産エージェント 奥林洋樹